PREDNISOLONE FARNESYLATE (PNF)の生殖・発生毒性試験(第4報) : ラット皮下投与による周産期および授乳期投与試験
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概要
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PNFの0.05, 0.5および5 mg/kgをCrj: CD (SD)系ラットの周産期および授乳期に皮下投与し, 母獣ならびに出生児の成長・発達および生殖能力に及ぼす影響について検討し, 以下の結果を得た。1. 母獣(F_0)では, 0.5mg/kg以上の投与群で体重増加の抑制, 胸腺の萎縮, PNFの投与部への貯留を示唆する所見が認められた。しかし, いずれの投与群とも一般状態および摂餌量に異常は認められなかった。また, 分娩・哺育に関する検査でも, PNFの影響は認められなかった。2. 出生児(F_1)では, 生後発育, 器官重量, 骨格, 反応性, 情動性, 学習能力および生殖能力のいずれにもPNFの影響はみられず, 胎児(F_2)にもPNFの影響は認められなかった。3. 本試験条件下では, 母獣(F_0)の一般毒性学的無影響量は0.05mg/kgであり, 母獣(F_0)の生殖能力に対する無影響量, 出生児(F_1)の成長・発達および生殖機能に対する無影響量ならびに胎児(F_2)の発生・発育に対する無影響量はいずれも5mg/kg以上であると推定された。
- 日本トキシコロジー学会の論文
- 1992-11-30
著者
-
辻 正義
株式会社 九動 安全性研究所
-
中村 優
久光製薬株式会社 鳥栖研究所
-
四宮 充普
大鵬薬品工業株式会社 製薬センター 安全性研究所
-
田中 英嗣
株式会社クラレ中央研究所 医薬開発グループ
-
谷口 英巳
株式会社 九動
-
中村 優
株式会社 九動 安全性研究所
-
田中 英嗣
株式会社 クラレ 中央研究所 医薬開発グループ
-
荒木 栄喜
株式会社 九動 安全性研究所
-
永井 元弘
株式会社 九動 安全性研究所
-
真崎 克典
株式会社 九動 安全性研究所
-
溝口 重光
株式会社 九動 安全性研究所
-
谷口 英巳
株式会社 九動 安全性研究所
-
四宮 充普
大鵬薬品工業株式会社製薬センター安全性研究所
-
四宮 充晋
大鵬薬品工業株式会社 製薬センター 安全性研究所
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