温暖地におけるチャ品種の休眠特性
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概要
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茶樹の休眠特性は一番茶の早晩を左右するばかりでなく, 整枝や施肥など年間の栽培管理に影響を及ぼす重要な形質である.チャ品種の休眠については, 鹿児島県枕崎市において八戸ら(1988)が, 埼玉県入間市において淵之上(1989)が, それぞれ3年間に渡って試験を行い, 休眠の入脱期, 休眠程度, 休眠期間の品種間差を明らかにしている.温暖地においても簗瀬(1971)によって試験が行われ, 休眠入脱時期と休眠程度には品種間差があることが明らかにされている.本報では, 1986年から1988年における温暖地における秋冬期の休眠移行, 春期の休眠覚醒ならびに休眠程度の品種間差及び萌芽の早晩性との関係について明らかにした.
- 日本作物学会の論文
- 1999-06-10
著者
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池田 奈実子
農業・食品産業技術研究機構野菜茶業研究所
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池田 奈実子
茶業試験場枕崎支場
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武田 善行
農業・食品産業技術研究機構野菜茶業研究所
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武田 善行
農林水産省野菜・茶業試験場
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池田 奈実子
農林水産省茶業試験場
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簗瀬 好充
農林水産省野菜・茶業試験場
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武田 善行
農林水産省 野菜・茶業試験場久留米支場(枕崎)
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簗瀬 好充
農林水産省茶業試験場
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