研削焼けの発生からみたクリープフィード研削条件の選択
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概要
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本研究はクリープフィード研削における研削焼けの発生条件を明らかにし, この結果をもとに焼け発生を避ける最適な研削条件を求めることを目的としている。研削を続けていくと砥石は鈍化し, 研削エネルギ流束φ(単単位時間・単位接触面積あたりの研削エネルギ)がある臨界値φ_bを超えると焼けが発生する。実験によればこのφ_bは約7〜8J/mm^2・sで, 砥石の種類, 研削方式あるいは砥石と工作物の接触弧長さなどの影響を受けず, 無次元砥粒切込み深さh_g=(V_w/V_s)√<a/D>のみの関数であった。φはその初期値φ_0から砥粒切削距離Lにほぼ比例して増加する。したがって, 研削焼けを避けるためにはφ_0ならびにLに伴うφの増加率をできるだけ小さくしなければならない。以上の諸因子をすべて考慮し, 焼けの発生からみた最適な研削条件を選択するためのノモグラフを示している。
- 公益社団法人精密工学会の論文
- 1980-04-05
著者
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