地域早期療育システムの整備に関する研究(2) : 旭川おしま会の活動と地域の課題
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概要
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平成元年度から開始された北海道の早期療育システム整備事業は,その後順調に進展し,現在ハード面においてはほぼ完成段階を迎えた。今後の課題は,システムの運営や療育内容等のソフト面の向上であり,各地でそのための努力が始められている。我々は,旭川市を中心とする道北圏域の早期療育システムの推進状況を把握し,克服すべき課題とその方法を明らかにするための研究に着目し,第1段の報告をすでに行っている。本研究は,その続編として旭川市を中心に自発的でユニークな活動を続ける親の会「旭川おしま会」に焦点を当て,その調査からこの地域の療育の諸問題を明らかにしている。これからの福祉サービスの重点は,障害児者のADLではなくQOLである。我々は,ノーマライゼーションの理念に基づき,これら地域の諸問題の解決策に関して若干の提言を述べた。
- 北海道教育大学の論文
- 1996-03-15
著者
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