高高度気球搭載光学オゾンゾンデを用いた成層圏オゾン高度分布の観測
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概要
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上部成層圏オゾンの現場観測を目的として薄型高高度気球搭載用光学オゾンゾンデを1993年に開発した。以来, 1999年まで宇宙科学研究所三陸大気球観測所で毎年観測を行ってきた。1994年から1998年にはスヴァールバル諸島に於いても観測を行った。高高度気球搭載光学オゾンゾンデは約1kmの高度方向の分解能を有する。特に上部成層圏の30km以上, 気球到達高度42kmまでの高度範囲でこれほど細かい高度分解能でオゾン高度分布を観測する手段はこれまで無かった。これによって, 上部成層圏のオゾン高度分布の数kmスケールの構造が観測できるようになった。
- 宇宙航空研究開発機構の論文
著者
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村田 功
東北大学
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福西 浩
東北大学大学院理学研究科
-
福西 浩
東北大・理
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村田 功
東北大学大学院環境科学研究科
-
岡林 昌宏
東北大学大学院理学研究科
-
村田 功
東北大 大学院理学研究科
-
村田 功
東北大学大学院理学研究科地球物理学専攻
-
村田 功
東北大学大学院理学研究科
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