テリハボク林の林分構造(林学科)
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概要
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1.本報告は八重山群島, 石垣市磯部, 竹富島, 黒島において1974年10月に調査されたテリハボク林に関するものである。2.調査地は4ケ所で, 林令は32∿44年生, 成立木本数は2,500∿3,900本/ha平均樹高は7.1∿8.3m, 平均胸高直径は11.7∿14.7cmであった。3.胸高直径階別本数分布は山型であるが, 頂点の位置は異なる。樹高階別本数分布は山型, 2山型, 丁字型がみられ, 階層構造でみると, 複層林, 2層林及び単層林となる。4.樹高曲線を拡張相対生長式で示した。八重山地方テリハボク林の樹高曲線を次式で近似した。1/H=0.5874/D^<0.82>+0.0497なお, 井上^<2)>の資料は上限樹高を想定すると, 1/H=0.6061/D+0.0574で示される。5.総樹高生長曲線からみると, 砂質未熟土と暗赤色未熟土では生長に差がみられ, 前者で初期生長が大で, 早く生長率が小さくなる, 即ち, 上限樹高が小さい傾向がみられた。
- 琉球大学の論文
- 1981-11-30
著者
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