オオバギの生態学的研究 (I) : 葉の形態及びクロロフィル含量(生産環境学科)
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概要
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1. オオバギ(Macaranga tanarius (L.) MUELL.-ARG.) の葉の外部形態とクロロフィル含量について,1989年11月より1990年2月間に実験を行った。2. オオバギの葉の外部形態は,平均葉身長が189mm,平均葉身幅が127mm,平均葉生重が3.5g,平均葉乾重比は0.3477であった。3. 葉柄生重と葉面積との関係には高い相関(r=(0.9208)^<***>)がみられた。一方,葉柄長と葉乾重及び葉柄長と葉柄生重との関係は,相関係数が各々,0.5725,0.6866であった。4. (葉身長×葉身幅)と葉面積との関係は直線Y=0.6481X-1.4205(r=(0.9766)^<***>) で近似できた。葉身長及び葉身幅のどちらか一方のみでも充分で,前者はr=(0.9369)^<***>,後者はr=(0.9719)^<***>であった。5. 葉緑素計値と葉緑素含量との関係は,Y=0.0704X-0.0523(r=(0.9547)^<***>)で近似できた。6. オオバギは典型的な先駆樹種であるが,重り合わない葉の配置に葉柄が大きい役目をしている。
- 琉球大学の論文
- 1991-12-04
著者
-
中須賀 常雄
琉球大学農学部
-
林 孝司
農学部林学科
-
BOONTHAVIKOON THIRAWAT
Royal Forest Department of Thailnad
-
Boonthavikoon T
Royal Forest Department Of Thailnad
-
林 孝司
農学部林学科:(現)海外青年協力隊
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