メヒルギ植栽基礎試験 (II) : 人工培地における初期生長(生産環境学科)
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概要
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1. 石炭火力発電の産業廃棄物であるクリンカ及び石炭灰がメヒルギ植栽の人工培地として利用可能かどうかについて, 1995年6月∿12月間に琉球大学構内の温室内で実験を行った。2. 人工培地の材料は, クリンカ, 造粒灰, バーミキュライト, ジャーガル及び腐葉土である。3. 処理区は, クリンカ(A)区, 造粒灰(B)区及び対照区(C)で, 以下のとおりである。A-1区 : クリンカ(100%), A-2区 : クリンカ+バーミキュライト+腐葉土(体積比5 : 4 : 1), A-3区 : クリンカ+ジャーガル+腐葉土(体積比5 : 4 : 1), B-1区 : 造粒灰(100%), B-2区 : 造粒灰+バーミキュライト+腐葉土(100%), B-3区 : 造粒灰+ジャーガル+腐葉土(体積比5 : 4 : 1), 対照区 : バーミキュライト+腐葉土(体積比7 : 3)4. メヒルギ苗の生長について, 主軸長, 節間数, 葉緑素含有量, 重量生長, 葉の性質, 根長及び弱さ度の各項目について分析し, 総合的に判定した結果, クリンカ及び造粒灰のみでは利用不可であるが, 50%の混合比では利用可能で, ジャーガルと造粒灰との混合区では対照区より生育良好であった。
- 琉球大学の論文
- 1995-12-01
著者
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