看護基礎教育における母性看護学実習の展開
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概要
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長崎大学医療技術短期大学部学生81名の実習体験データシートをもとに現行の母性看護学実習における現状を分析し,今後の4年制大学における母性看護学のあり方を検討した.その結果,病棟実習は事例のほぼ半数に何らかの異常があり,周産期の正常な経過の理解が困難になってくる可能性があり,wellnessに視点を置いて展開できるような演習,学生間で知識や情報の共有が図れる場(カンファレンスなど)の設定の必要性を再確認した.また,母性看護技術はほとんどの項目で経験できていたが,産婦に対する診断技術は著しく低率であり,助産学と母性看護学の学習課題をさらに明確にする必要がある.Maternal nursing training was reviewed by using training records of 71 students in a nursing collage. The records were written on semi-structured training date sheets. Most students could observe and participate in maternal care nursing, but only a few students could observe and participate in nursing at delivery. Because more than half of the cases have some disorder in the maternal word of the university hospital where the students were trained, it seemed difficult for students to understand the normal perinatal process and to practice wellness-oriented nursing for maternity. Exchange of experiences, information and knowledge among students through conferences was helpful for promoting students' understanding of maternal nursing. Clear classification between basic training on maternal nursing and training for midwifery, and their mutual connection are necessary for making curriculum of the four-year nurse-midwife training course in transition from college education to university education.
- 長崎大学の論文
著者
-
中島 久良
長崎大学医学部保健学科看護学専攻教育評価ワーキンググループ
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中尾 優子
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科保健学専攻
-
前田 規子
長崎大学医学部遺伝カウンセリング室
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前田 規子
長崎大学医学部保健学科
-
宮原 春美
長崎大学医学部保健学科
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前田 規子
長崎大学医学部保健学科看護学専攻
-
中尾 優子
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科保健学専攻看護学講座
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