浸漬法によるヒラメ稚魚への Tenacibaculum maritimum 実験感染法の検討
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概要
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ヒラメ稚魚に対する浸漬法によるT. maritimumの実験感染条件について検討した。攻撃菌濃度が 107.9 CFU/mLの時,いずれの試験水温(15℃,20℃,25℃)でも80%以上の死亡率となった。106.9, 105.9 CFU/mL攻撃ではどの水温でも死亡率はそれぞれ20−40%,0%と低かった。死亡魚には口部の発赤や体表のびらんが認められ,患部より菌が再分離された。魚体通過させ,シードロット法で保存した菌株を使用したことが,強い感染力と再現性のある結果をもたらしたと考える。
- 2009-12-15
著者
-
西岡 豊弘
水産総合研究センター養殖研究所
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渡辺 研一
水産総合研究センター養殖研究所上浦栽培技術開発センター
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佐野 元彦
水産総合研究センター養殖研究所
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佐野 元彦
National Research Institute of Aquaculture, Fisheries Research Agency
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佐野 元彦
Aquatic Animal Health Division National Research Institute Of Aquaculture Fisheries Research Agency
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佐野 元彦
水産総合研究センター西海区水産研究所石垣支所
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西岡 豊弘
National Research Institute Of Aquaculture Fisheries Research Agency
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