N-(-)-ジャスモノイル-アラニルロイシンによるイネ葉からの揮発性物質の放出
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概要
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ジペプチド結合型ジャスモン酸であるN-[(-)-ジャスモノイル]-L-アラニル-L-ロイシンを調製し, その生物活性を調べた.その結果, このジペプチド結合型ジャスモン酸がイネ葉から大量のリナロールを放出させる活性をもつことが明らかとなった.一方, N-(-)-ジャスモノイル-D-アラニル-L-ロイシンには活性はなかった.サクラネチンをイネ葉に生産させる活性はどちらにも見られなかった.これは, 生物活性を持つジペプチド結合型ジャスモン酸に関する最初の結果であろうと考えられる.
- 日本農薬学会の論文
- 2005-08-20
著者
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長谷川 守文
茨城大学農学部
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長谷川 守文
茨城大・院・農
-
児玉 治
Laboratory Of Phytochemical Ecology School Of Agriculture Ibaraki University
-
長谷川 守文
Laboratory Of Phytochemical Ecology School Of Agriculture Ibaraki University
-
田母神 繁
Laboratory of Growth Regulation Chemistry, Department of Biological Production, Akita Prefectural Un
-
鈴木 宗典
Laboratory of Phytochemical Ecology, School of Agriculture, Ibaraki University
-
戸嶋 浩明
Laboratory of Phytochemical Ecology, School of Agriculture, Ibaraki University
-
野間 正名
Laboratory of Growth Regulation Chemistry, Department of Biological Production, Akita Prefectural Un
-
児玉 治
筑波大・農
-
田母神 繁
Laboratory Of Growth Regulation Chemistry Department Of Biological Production Akita Prefectural Univ
-
鈴木 宗典
Laboratory Of Phytochemical Ecology School Of Agriculture Ibaraki University
-
戸嶋 浩明
Laboratory Of Phytochemical Ecology School Of Agriculture Ibaraki University
-
野間 正名
秋田県立大学生物資源科学部
-
児玉 治
茨城大資源生物
-
野間 正名
Laboratory Of Growth Regulation Chemistry Department Of Biological Production Akita Prefectural Univ
-
児玉 治
Laboratory of Agricultural Chemicals, Faculty of Agriculture, Ibaraki University
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