昭和基地-アイスランド地磁気共役点で観測されたPc 3-5型脈動のスペクトルおよび偏波特性(d.磁気圏内のULF波動)(第2回極域における電離圏磁気圏総合観測シンポジウム : Part I)
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概要
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1977年7月29日-9月18日まで52日間にわたってアイスラントフサヘルおよび南極昭和,みずほ基地で観測された地磁気脈動データの解析から以下のことが明らかになった.(1)中心周波数が,20-40mHzおよび4-8mHzの2つのバントが,昼間観測される(2)f-tスペクトルの構造は,共役点で非常に類似している.(3)これら脈動の位相は,共役点でH成分がin-phase,D成分がout-of-phaseの関係を示す(4)H-D平面における楕円偏波の主軸の向きは,12MLTを境に反転するこれらの結果から昼間のPc3-5脈動は,磁気圏,境界面またはその外側でつくり出されたMHD波動が,磁気圏内に伝わり磁力線のodd-mode standing oscillationを励起させたものと考えられる.
- 国立極地研究所の論文
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