グラフィックディスプレイを用いた会話型スペクトル解析システム
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概要
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南極観測で得られた各種波動データで地磁気脈動,自然電磁波,地震波,気候諸変動等のデータ)を効率よく解析するために,国立極地研究所の電子計算機M-160 IIおよびその周辺機器であるグラフィックディスプレイ端末を利用した会話型スペクトル解析システムの開発を行った.このシステムの特徴は,(1)ディスプレイ上のデータを見ながら自由に解析区間を選べること, (2)スペクトル解析機能およびその前処理としてのフィルター処理機能を有し,結果を見ながら何回でも繰り返し行えること,(3)表示の種類が豊富で必要に応じていつでもハードコピーがとれること等である.1次元および2次元データを対象とし,スペクトル解析の手法としては, Blackman-Tukey法,FFT法,MEM法を,フィルターとしては,チェビシェフのhigh-pass, low-pass, band-passおよびband-rejectを用意した.ここでは,システムの概要とテストデータに対するスペクトル解析結果およびフィルター結果を示し,その検討を行う.
著者
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