南極中層大気探査用レーザレーダのシステム構成
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概要
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南極の中層大気総合観測が中層大気国際共同観測計画(Middle Atmosphere Program, MAPと略称する)の一環として実施されており, 昭和基地にレーザレーダを設置し, 極域中層大気中のさまざまな大気現象を調べようとする計画が, 1983年から検討されてきた。この目的のために建設されたレーザレーダの特徴は, ルビーの基本波0.6943μmおよび第2高調波0.3471μmのパルスを最大1Hzのくりかえしで同時射出し, 有効径50cmの望遠鏡で散乱光を受信するものであり, それぞれの波長での光子計数法を用いた観測および基本波でのAスコープ方式の観測が行えるようになっている。試験観測の結果は良好で, エルチチョン火山の噴火(1982年)の影響を受けた成層圏エアロゾル層の様子がとらえられており, 2波長同時観測によって, エアロゾル層内の粒径分布が, 垂直方向について不均一であることなどが推定された。
- 国立極地研究所の論文
著者
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岩坂 泰信
名古屋大学大学院環境学研究科
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藤井 良一
名古屋大学太陽地球環境研究所
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平澤 威男
国立極地研究所
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宮岡 宏
国立極地研究所
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藤井 良一
国立極地研究所
-
福西 浩
国立極地研究所
-
伊藤 昇司
日本電気株式会社
-
安田 升
日本電気株式会社
-
大谷 博康
日本電気株式会社
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岩坂 泰信
名古屋大学水圏科学研究所
-
藤井 良一
国立極地研
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