1993年夏中国, 北京で行われた大気エアロゾルの気球観測 : 形状, サイズ, 濃度
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概要
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Tropospheric and stratospheric aerosol particle size, number density, and morphological feature were observed in August, 1993 at Beijing, China (40°N, 116°E). Irregular shape particles, possibly soil particles, were frequently observed in the free troposphere on the basis of scanning electron microscopic measurements of individual particles collected on the surface of carbon-coated nitrocellulose (collodion) films with a balloon-borne particle counter. In the stratosphere the particles with ‘satellite structure’ which has been recognized as a typical feature of sulfuric acid droplets on carbon deposited surface were major particles. Ammonium sulfate particles were frequently identified in the mid troposphere. The number density of the particles with their diameter, d, larger than 0.4 μm was about 3 particles/cm3 near the density peak of the stratospheric aerosol layer, suggesting that the disturbance due to the volcanic eruption of Mt. Pinatubo (1991; Philippine) remained in the stratosphere. Less uniformity in number density profiles of the particles with d ≥ 0.4 μm was observed in the troposphere, suggesting the effect of dynamical air motions with various spacial scales over the Asian continent in summer on aerosol density distributions.
- 日本エアロゾル学会の論文
- 1997-12-20
著者
-
渡辺 征春
産業技術総合研究所関西センター
-
渡辺 征春
名古屋大学太陽地球環境研究所
-
岩坂 泰信
名古屋大学大学院環境学研究科
-
石 広玉
中国科学院・大気物理研
-
林 政彦
名古屋大学太陽地球環境研究所
-
石広 玉
中国科学院大気物理研究所
-
■ 知本
光学精密機械研究所
-
奥原 靖彦
名古屋大学太陽地球環境研究所
-
石 広玉
中国気象局国家気候センター
-
周 軍
光学精密機械研究所
-
周 軍
安微光学精密機械研
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