水産動物筋肉中の有機燐酸化合物に関する研究-3-
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Post-mortem changes in adenosine polyphosphate content occurring in carp muscle, which had been stored at various temperatures (16°C., 0°C., -8°C., liquid air), were studied by ion exchange chromatography. The results may be summarized as follows. (1) When carp muscle was held at 16°C., ATP and ADP were broken down rapidly and a large amount of decomposed compounds were accumulated in the fractions of adenine and adenosine (Fig. 1). (2) Held at 0°C., the changes in amounts of ATP and ADP were comparatively slow and the decomposed compounds were mainly in the fraction of AMP (Fig. 2). (3) Held at -8°C., and after 6 hrs. from start, muscle was completely solidified by freezing. The contents of ATP and ADP decreased markedly and the decomposed compounds, which will be considered as IMP, appeared in the fraction of AMP (Fig. 3). (4) In liquid air, rapid freezing occurred and the contents of ATP and ADP showed almost no changes (Table 1).
- 社団法人 日本水産学会の論文
著者
関連論文
- 坐りに伴うスケトウダラ肉糊中の塩溶性タンパク質の凝集体形成
- 海藻酸分解酵素(アルギナーゼ)の研究(第一報)
- 1. 魚類筋肉たんぱく質の種特性と冷凍変性について(III.基礎領域,種々の分野における低温の利用,凍結及び乾燥研究会昭和55年度秋のセミナー講演要旨)
- タラバガニ肝臓たん白分解酵素に関する研究-II : 温度, pH および化合物の影響
- ウサギ骨格筋とティラピア背筋のミオシンおよびアクトミオシン Ca2+-ATPase の温度安定性について
- シロサケ幽門垂たんぱく分解酵素前駆体の存在
- 高イオン強度下におけるコイ筋原繊維たんぱく質の熱変性に及ぼす重合リン酸塩の影響
- キハダマグロおよびコイのアクトミオシンからトリプシン消化によるHメロミオシンの調製の性質
- 海産魚類冷凍肉から調製したミオシンの性質の比較
- 高濃度の食塩存在下で起こるグチとコイのミオシンBの変性
- 魚皮の生化学的研究-I : 真皮の酸可溶性核酸成分
- 加熱および尿素変性速度からみた各種魚肉構造蛋白質の種特異性
- 水産動物臓器の有機燐酸化合物に関する研究-IV : プリン,ピリミジンおよびヌクレオシドの分離定量法について
- 各種魚類アクトミオシン,ミオシンのトリプシン消化の比較-II : Ca2+, EDTA-ATPasesの変化
- 魚類筋原繊維の収縮性とATPase活性の関係に関する基礎的研究
- 魚類筋肉構成たんぱく質に関する研究-V : コイ筋肉アクトミオシンの超沈澱について
- アデニン,ヒポキサンチン,アデノシンおよびイノシンのイオン交換クロマトグラフィーによる定量法について
- コイ筋原繊維タンパク質の凍結乾燥変性に対する各種糖類の防止効果
- 魚類筋肉構成たんぱく質に関する研究-III : コイ筋肉アクトミオシンの凍結貯蔵におけるSorbitolおよびSucroseの変性防止について
- 南極産オキアミ筋原繊維Ca-ATPaseの温度安定性
- キハダマグロ冷凍肉からミオシンATPaseの精製と温度安定性について
- 魚類筋肉構成たんぱく質に関する研究-XIII : スケトウタラ冷凍すり身中のアクトミオシン量とかまぼこの品質の関係
- 南極産オキアミの筋肉蛋白質について
- SDS存在下におけるコイ筋原繊維たんぱく質のゲル〓過と電気泳動
- ティラピア筋肉アクチンの精製について
- スルメイカ・外套膜筋のミオシン頭部を構成するペプチド断片とその性質
- 魚類およびスルメイカミオシンの加熱変性における初期変化
- スルメイカ外套膜筋肉から高純度ミオシンの調製
- 乳酸により微酸性化したマイワシ肉糊のゲル形成能とミオシン重鎖の多量化能
- 糖類とカルボン酸塩を含むスケトウダラ冷凍すり身の坐りゲル形成能
- スケトウダラ・塩ずり肉のゲル化とミオシン重鎖の多量化反応に及ぼすピロリン酸塩の影響
- ピロリン酸塩によるスケトウダラ・ミオシンBの解離と変性
- 中性塩によるコイ・ミオシンBの変性とソルビト-ルの抑制効果
- ピロリン酸塩によるコイとスケトウダラ・ミオシンBの変性の比較
- スケトウダラ・ミオシンBのNaClによる変性
- コイとウサギのミオシン・サブフラグメント-1の加熱による濁度変化
- コイ背肉ミオシンからサブフラグメント-1の調製とその生化学的性質について
- 高濃度の塩存在下で起るコイミオシンBのアクチンとミオシンへの解離
- 魚類ミオシンBより中性塩の存在下で解離するアクチンの定量
- 高濃度の塩存在下におけるコイのミオシンBの変性機構
- 魚類筋原繊維Ca-ATPaseの加熱変性に及ぼす中性塩の影響
- 魚類ミオシンBの粘性に及ぼす中性塩の影響
- コイ筋原線維タンパク質の冷凍変性に対するピロリン酸塩と糖の協同保護効果
- カニ足およびホタテ貝柱風味かまぼこの品質に及ぼす冷凍貯蔵条件の影響〔英文〕
- ATPによる魚類ミオシンの熱変性抑制の再検討
- 各種要因によって起るミオシンのアクチン活性化Mg-ATPase活性の可逆的変化
- ティラピア背筋ミオシンの精製およびその性質について
- コイおよびティラピア背筋ミオシンとウサギ骨格筋ミオシンノlignt Chain
- ティラピア背筋とウサギ骨格筋H-メロミオシンの比較生化学
- ジュ-ル熱を利用したスケトウダラの低温加熱ゲルの品質
- スケトウダラすり身の酸処理による肉糊のゲル形成能とミオシン重鎖の変化
- カツオ,コイおよびスケトウダラの肉糊のゲル化とミオシン重鎖の多量化反応に及ぼすCaCl2の影響
- 高濃度の中性塩によって起こるコイ・ミオシンBの解離とソルビト-ルの抑制効果
- スルメイカのトリニトロフェニル化ミオシンの酵素的性質とキモトリプシン消化性
- スルメイカ外套膜筋ミオシンのトリニトロフェニル化がそのATPase活性とCa感受性に及ぼす影響
- チリマアジの肉糊のゲル形成と筋原線維タンパク質の変化に見られる特徴
- イトヨリダイの肉糊のゲル形成能とミオシン重鎖の交差結合能
- 水中ミンス工法によるイワシおよびサバからの冷凍すり身の製造とその品質
- サバ筋肉中のゲル形成能低下要因について
- 塩ずりした魚肉の品質に及ぼす保管温度の影響
- 重合リン酸塩によって起こるMgCl2在存下のコイ・ミオシンB中のアクチンの変性
- 魚類筋肉からのミオシンのnative thick filamentの調製と性状
- コイ・ミオシンB超沈殿の濁度変化による測定
- 魚類ミオシンのフィラメント形成と性状に及ぼすウサギLMMの効果
- コイ・ミオシンBの変性に対する3種の重合リン酸塩の影響
- 筋原繊維タンパク質とソルビト-ルなど添加物の濃度が冷凍変性に及ぼす影響
- コイ筋原繊維タンパク質の冷凍変性に対するカルボン酸類と糖類の協同保護効果
- 魚類筋原繊維タンパク質の熱変性と冷凍変性に対する糖類の保護効果の比較
- ミオシンCa-ATPaseの熱変性におよぼすATPの保護効果
- 魚類ミオシンのフィラメント形成能と生化学的活性に及ぼすpHの影響
- ピロリン酸塩とMgCl2の存在下で起るコイ・ミオシンBの変性機構
- サバ筋原繊維の熱変性に及ぼす魚肉の水抽出液中に含まれる各種成分の影響
- アルカリ処理によって起こるコイ筋原線維タンパク質の変生
- スケトウダラ肉糊の坐りによるゲル形成とミオシン重鎖の変化に及ぼすpHの影響
- 酸処理によって起こるコイ筋原線維タンパク質の特性
- 魚類筋原繊維の加熱変性に対する糖および糖アルコ-ルの保護効果の定量的考察
- 凍結乾燥によるコイ筋原繊維タンパク質の変性に対するソルビト-ルの防止効果
- コイ筋原繊維たんぱく質の冷凍変性に及ぼす糖の保護効果
- スケトウダラ塩ずりみの坐りにおけるミオシン重鎖交差結合反応に及ぼす塩化カルシウムの影響
- カツオ筋原繊維の保水能と温度安定性に及ぼす塩化カルシウムの影響
- スケトウダラ筋原繊維の保水能と温度安定性に及ぼす塩化カルシウムの影響
- コイ筋原繊維の保水能と温度安定性に及ぼす塩化カルシウムの影響
- 南極オキアミ筋原繊維たんぱく質の熱変性と糖の保護効果
- 魚類筋肉から粗G-アクチンの抽出と重合能力について
- 高塩濃度下におけるスケトウダラ筋原繊維タンパク質のCaCl2による変性
- スケトウダラ筋肉の塩漬中に起こる筋原線維タンパク質の生化学的変化
- スケトウダラ塩漬肉の加熱乾燥および加熱中に起こる筋原線維タンパク質の変化
- 低イオン強度下におけるコイ筋原繊維たんぱく質の熱変性に及ぼす重合リン酸塩の影響
- スケトウダラおよびティラピアの肉糊の坐り中に起る筋原繊維タンパク質の変化
- 魚類筋原繊維のMg-ATPase活性およびそのCa-感受性の温度依存性〔英文〕
- コイ筋肉アクトミオシンおよびミオシンのATP感度の測定について (魚類筋肉構成たんぱく質に関する研究-3,4-)
- コイ筋肉からのミオシンの調整について (魚類筋肉構成たんぱく質に関する研究-1,2-)
- 魚類筋肉構成たんぱく質に関する研究-9-スケトウタラ冷凍すり身中のアクトミオシン定量条件の検討
- タラバガニ肝臓のたん白分解酵素に関する研究〔英文〕-1-
- 結晶鯨ペプシン-1-
- 水産動物筋肉中の有機燐酸化合物に関する研究-5-
- 水産動物筋肉中の有機燐酸化合物に関する研究-3-
- 水産動物筋肉中の有機燐酸化合物に関する研究-7-
- 水産動物筋肉におけるATPならびに関連化合物
- コイ筋肉からアクトミオシンの調整について (魚類筋肉構成たんぱく質に関する研究-1,2-)