催胆汁うっ滞因子処理ラットの肝細胞膜リン脂質の変化
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概要
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催胆汁うっ滞因子による肝内胆汁うっ滞の誘導機構を解明するため,催胆汁うっ滞因子処理ラット肝から毛細胆管に富む膜成分を分離し,膜リン脂質について分析した.<BR>その結果,胆汁排泄の低下を示す時期の肝細胞膜リン脂質の変化はphosphatidylcholineにおいてのみ認められ,phosphatidylethanolamine, phosphatidylserineおよびsphingomyelinにおいては認められなかった.<BR>このような膜リン脂質組成の変化は細胞膜の流動性や透過性に何らかの影響を与え,肝内胆汁うっ滞に関与すると考えられる.
- 社団法人 日本肝臓学会の論文
著者
-
溝口 靖紘
大阪市立大学医学部第2外科
-
山本 祐夫
大阪市立大石井内科
-
大谷 周造
大阪市立大学医学研究科衛生学
-
阪上 吉秀
大阪市立大学医学部第3内科
-
森沢 成司
大阪市立大学医学部第1生化
-
守脇 尚子
大阪市立大学医学部第1生化学
-
中井 賢治
大阪市立大学医学部第1生化学
-
溝口 靖紘
大阪市立大学医学部第3内科
-
溝口 靖紘
大阪市立大学医学部内科学
-
中井 賢治
大阪市立大学医学部第1生化
-
山本 祐夫
大阪市立大学医学部第3内科
-
中井 賢治
大阪市立大学医学部内科学
-
森沢 成司
大阪市立大学医学部内科学
-
山本 祐夫
大阪市立大学
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