o-スルホフェニルフルオロンと銅(II)を用いるキニーネ及びその関連薬物の吸光光度定量
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概要
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非イオン性界面活性剤のTriton X-305共存下,色素としてo-スルホフェニルフルオロン(SPF),金属イオンとして銅(II)との三元錯体生成反応を用いるキニーネ及びその関連化合物の簡便で高感度な吸光光度定量法を開発した.本法は,モル吸光係数(ε)=2.0×10^5 dm^3 mol^<-1> cm^<-1>と高感度であり,相対標準偏差(RSD)は2.0%(n=6)であった.また,共存物質の影響を受けにくく,選択性にも優れている.本法を製剤中の薬物分析に応用したところ,測定値及び回収率とも十分満足な結果を得ることができた.更に,本三元錯体がサーモクロミズムを起こすことが示唆された.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 2007-10-05
著者
-
礒野 里絵
大阪薬科大学臨床化学研究室
-
山口 敬子
大阪薬科大学臨床化学研究室
-
藤田 芳一
大阪薬科大学臨床化学研究室
-
山口 敬子
大阪薬科大学
-
神野 伸一郎
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科
-
神野 伸一郎
大阪薬科大学臨床化学研究室
-
藤田 芳一
大阪薬科大学
-
藤田 芳一
アークレイ ポイントオブケア事業部
-
神野 伸一郎
大阪薬科大学
-
山崎 智香子
大阪薬科大学臨床化学研究室
-
臣永 宏
大阪薬科大学臨床化学研究室
-
三馬 女久美
大阪薬科大学臨床化学研究室
-
臣永 宏
大阪薬科大学薬学部
-
山崎 智香子
大阪薬科大学
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