p-カルボキシフェニルフルオロン及びチタン(IV)を用いる塩酸ミノサイクリンの吸光光度定量
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
陽イオン界面活性剤の臭化セチルトリメチルアンモニウム(CTAB)共存下, p-カルボキシフェニルフルオロン(PCPF)及びチタン(IV)を用いる塩酸ミノサイクリン(MC)の簡便で高感度な吸光光度定量法を開発した. 本操作法における見掛けのモル吸光係数(ε)は, 1.2×10 ^5 l mol^<-1>cm^<-1>, 相対標準偏差は2.1%(n=5, 12.3μg MC)であり, 著者らが既に報告している, o-ヒドロキシヒドロキノンフタレイン-ジルコニウム(IV)-フッ化物イオン錯体法におけるε(5,5×10^4)の2倍以上を示した. 本法を製剤中のMCの定量に応用したところ, その分析値, 添加回収率とも良好な値を示し, 本塩酸ミノサイクリン定量法が実用分析法として十分利用できることを認めた. 更に本発色体の組成を検討した結果, MG:Ti:PCPF:CTABが1:1:2:1の四元錯体の生成が示唆された.
- 2001-08-05
著者
-
山口 敬子
大阪薬科大学臨床化学研究室
-
藤田 芳一
大阪薬科大学臨床化学研究室
-
山口 敬子
大阪薬科大学
-
森 逸男
大阪薬科大学
-
藤田 芳一
大阪薬科大学
-
藤田 芳一
アークレイ ポイントオブケア事業部
-
星野 満
大阪薬科大学
-
本松 未帆
大阪薬科大学
-
中谷 健三
大阪薬科大学
関連論文
- ο-スルホフェニルフルオロンとガリウム(3)を用いる製剤中クロルプロマジンの吸光光度定量 (若手研究者の初論文特集)
- o-カルボキシフェニルフルオロン-パラジウム(II)錯体を用いる製剤中のファモチジン及びその関連薬物の吸光光度定量
- 随時尿を用いた試験紙法による蛋白/クレアチニン比の有用性について
- o-カルボキシフェニルフルオロン-鉄(3)錯体を用いるヘパリン及びその関連物質の吸光光度定量
- P-62 チーム医療における薬剤師の役割(X) : 腎排泄型抗生物質の適正使用に関わる薬剤師の役割(2.医薬品適正使用,"薬剤師がつくる薬物治療"-薬・薬・学の連携-)
- 服薬コンプライアンスのさらなる向上と薬剤管理指導業務 : 患者の好む薬とは
- P-566 コンプライアンスのさらなる向上と薬剤管理指導業務 : 患者の好む薬とは?(6.服薬指導(入院・外来)6,医療薬学の未来へ翔(はばた)く-薬剤師の薬剤業務・教育・研究への能動的関わり-)
- 20-P2-323 尿中グルカリン酸測定の意義と癌化学療法への応用(がん薬物療法(その他),来るべき時代への道を拓く)
- 30-P1-174 個別化治療を目指したPaclitaxel血中濃度予測のための指標の検討(がん薬物療法,社会の期待に応える医療薬学を)
- 血中カルボキシルエステラーゼ活性測定による塩酸イリノテカン投与時の簡便な副作用予測とその安全使用の向上についての検討
- 尿グルカリン酸測定法の改良とその応用
- 4-(2-ピリジルアゾ)レゾルシノール,ジルコニウム(IV)とフッ化物イオン間の発色反応とその利用
- N,N-ジエチル-p-フェニレンジアミンとチモキノンを用いる銅(II)の吸光光度定量
- o-スルホフェニルフルオロンとガリウム(III)を用いる製剤中クロルプロマジンの吸光光度定量
- o-カルボキシフェニルフルオロン-鉄(III)錯体を用いるヘパリン及びその関連物質の吸光光度定量
- o-カルボキシフェニルフルオロン-銅(II)錯体との三元錯体生成に基づくインスリンの吸光光度定量(若手研究者の初論文特集)
- エリスロシンとパラジウム(II)を用いるチアミン及びチアミン関連化合物のメンブランフィルター捕集による定量(若手研究者の初論文)
- アデニン-銀(I)イオンとエオシンのイオン会合体の退色を利用するヨウ化物イオンの吸光光度定量
- 2,4-ジヒドロキシベンゾイル安息香酸を用いるレゾルシノール類の蛍光光度定量
- アシタバに含有されるカルコン誘導体を用いるチタン(IV)の吸光光度定量
- ピロガロールレッド-モリブデン(VI)錯体を用いる亜硝酸イオンの吸光光度定量
- レゾルシノールとの縮合反応を利用するアルデヒド類の蛍光光度定量
- o-スルホフェニルフルオロン-ニオブ(V)錯体を用いる尿タンパク質の定量(若手研究者の初論文)
- o-スルホフェニルフルオロンと銅(II)を用いるキニーネ及びその関連薬物の吸光光度定量
- サリチルフルオロン,ジルコニウム(IV),フッ化物イオン間の呈色反応を用いるジルコニウム(IV)及びフッ化物イオンの吸光光度定量(若手研究者の初論文特集)
- o-スルホフェニルフルオロン-モリブデン(VI)との三元錯体の生成反応に基づくクロルプロマジン及びその関連薬物の吸光光度定量(若手研究者の初論文)
- 3,4,5,6-テトラフルオロ-2-カルボキシフェニルフルオロンとマンガン(II)を用いるヒストンのメンブランフィルター捕集・定量
- エオシンと銀(I)を用いるアデニン及び関連化合物の定量(「若手研究者の初論文」)
- Determination of β-Lactam Antibiotics in Water by Fluorescence Quenching of Mercurochrome, and Application for Simple Investigation of Potency
- N,N-ジエチル-p-フェニレンジアミンとチモキノンを用いる銅(II)の吸光光度定量
- 生体成分と医薬品の吸光光度分析
- N,N-ジエチル-1,4-フェニレンジアミンを用いるp-キノン類の吸光光度定量
- レゾルシノールとプロピオンアルデヒドの縮合反応を利用するピロリン酸の蛍光光度定量(若手研究者の初論文特集)
- 薬物とアルミニウム(III)との錯生成判定のための簡易スクリーニング法
- ブロモピロガロールレッド-モリブデン(VI)錯体との呈色反応に基づく塩酸プロプラノロール及び関連薬物の吸光光度定量
- p-カルボキシフェニルフルオロン及びチタン(IV)を用いる塩酸ミノサイクリンの吸光光度定量
- がん化学療法におけるバイオマーカーの探索に関する研究
- Spectrophotometric Determination of Aluminum (III) Using the Color Reaction between o-Hydroxyhydroquinonephthalein and Aluminum (III) in the Presence of a Combination of Surfactants, and Its Application
- Determination of Chlorpromazine, Thiamine, Lincomycin, Ofloxacin and Theophylline by Ternary Complex Formation with Eosin and Palladium(II)(Analytical,Chemical)
- Simple and Highly Sensitive Spectrophotometric Determination of Citric Acid in Foods
- Application of o-Hydroxyhydroquinonephthalein-Iron(III) Complex to Determination of Pyridone Carboxylic Acids(Analytical,Chemical)
- Color Reaction among Gallein, Thorium(IV) and Lanthanum(III) in the Coexistence of Amphoteric and Nonionic Surfactants, and Its Application to the Determination of These Ions
- Application of o-Hydroxyhydroquinonephthalein-Iron(III) : Complex to Determination of Organic Compounds Containing Phosphorus
- ジンコンを用いるガリウム(III)の吸光光度定量法の改良
- A Color Reaction of 1,2-Diphenols Based on Colored Complex Formation with Phenylfluorone and Iron (III) and Its Application to the Assay of Catecholamines in Pharmaceutical Preparations
- DETERMINATION OF PENICILLINS WITH MERCUROCHROME
- 三元錯体生成反応系を利用する生体関連物質の吸光光度法の開発に関する研究
- ブロモピロガロールレッドとニオブ(V)を用いる製剤中のマレイン酸クロルフェニラミンの吸光光度定量
- 製剤中の塩化リゾチームの吸光光度定量(医療と分析化学)
- ピロカテコールバイオレット-スズ(IV)錯体を用いるタンパク質の吸光光度定量 ( バイオサイエンスと分析化学)
- Simple and Sensitive Spectrophotometric Determination of Albumin with o-Sulfophenylfluorone-Uranium(VI) Complex, and Binding Study
- Highly Sensitive Spectrophotometric Determination of Human Serum Albumin with 3', 4', 5', 6'-Tetrachlorogallein-Molybdenum(VI) Complex
- ピロガロールレッド-モリブデン(VI)錯体を用いる硫酸キニーネの定量
- 果たしてONOO^-の運命は? ONOO^-とCO_2の反応中間体の検出
- レイリー散乱光を用いる生体高分子物質の定量
- ピロガロールレッド - モリブデン(VI)錯体法を中心とした尿タンパク質定量法の開発
- ポルフィリン超分子の分子設計と構築
- 色素とタンパク質の結合様式は解明されてきているか?
- クロムアズロールB-ベリリウム(II)錯体との呈色反応に基づくフェノチアジン系及び類縁薬物の定量 : キサンテン系誘導体の分析化学への利用(第96報)
- 蛍光性カリックスアレーン
- Approach to Analytical Chemistry of Saponins : Application of Saponin as a Surfactant Having Complex-Forming Ability to Spectrophotometry of Iron Ion
- 界面活性剤ミセル溶液中でのヒト血清アルブミンとハロゲノキサンテン系色素-金属錯体の呈色反応
- Spectrophotometric Determination of Papaverine Hydrochloride by Using a Membrane Filter Preconcentration Technique with 2,4,5,7-Tetrachlorofluorerscein and Palladium(II)
- フッ化物イオン及び塩化セチルピリジニウム共存下におけるハフニウム(IV)とο-ヒドロキシヒドロキノンフタレインとの反応の分析化学的応用
- ピロガロールレッド,塩化セチルピリジニウムを用いるモリブデン(VI),タングステン(VI)の吸光光度改良法
- o-ヒドロキシヒドロキノンフタレインを用いるモリブデン(VI)の定量
- Determination of Proteins by Using the Color Reaction with Pyrocatechol Violet-Molybdenum (VI) Complex
- 金属イオン{M}-有機試薬{R}反応を用いる光分析法
- Improved Spectrophotometric Determination of Total Iron and Iron(III) with o-Hydroxyhydroquinonephthalein and Their Characterization
- 2,4,5,7-テトラクロロフルオレセインとパラジウム(II)による塩酸パパベリンの吸光光度定量
- Application of o-Hydroxyhydroquinonephthalein-Uranium (VI) Complex to Determination of Neomycin and Toburamycin
- Spectrophotometric Determination of Minocycline Using Zirconium (IV), o-Hydroxyhydroquinonephthalein and Fluoride Ions in the Presence of Sodium Dodecyl Sulfate
- Spectrophotometric Determination of Creatinine using o-Hydroxy-hydroquinonephthalein-Palladium (II) Complex
- New and Selective Spectrophotometric Determination of Streptomycin using o-Hydroxyhydroquinonephthalein and Manganese (II)
- o-ヒドロキシヒドロキノンフタレインとウラン(VI)を用いるエチル炭酸キニーネの吸光光度定量
- 3,4,5,6-テトラクロロフルオレセイン水銀化合物を用いる硫化物イオン及び8-ヒドロキシキノリンのけい光光度定量
- メチルチモールブルーによるビスマスの吸光光度定量法
- N,N-ジエチル-p-フェニレンジアミンを用いるピロロキノリンキノンの吸光光度定量
- ガレインを用いるジルコニウム(IV),フッ素の吸光光度定量
- Spectrophotometric Determination of Cephalexin and Ampicillin using o-Hydroxyhydroquinonephthalein and Palladium (II)
- ランタン(III)と塩化セチルトリメチルアンモニウム共存下における3,4,5,6-テトラクロロガレインを用いるトリウム(IV)の抽出-吸光光度定量
- o-ヒドロキシヒドロキノンフタレインとウラン(VI)を用いるチアミンの吸光光度定量
- 塩化セチルピリジニウム,オキシン誘導体共存下にメチルチモールブルーを用いる亜鉛(II),カドミウム(II)の吸光光度定量
- N,N-ジエチル-p-フェニレンジアミンを用いるピロロキノリンキノンの吸光光度定量
- ガレインと過酸化水素を用いるモリブデン(VI)の吸光光度定量
- o-ヒドロキシヒドロキノンフタレインと陽イオン性界面活性剤を用いるクロム(VI)の吸光光度定量
- メチルセルロース及び低濃度臭化セチルトリメチルアンモニウムの共存下,o-ヒドロキシヒドロキノンフタレインを用いるパラジウム(II)の吸光光度定量
- クロロガレインメチルエステルとオキシンを用いるセリウム(III)並びにクロロガレインメチルエステルと1,10-フェナントロリンを用いる鉛(II)の定量
- 3,4,5,6-テトラクロロフルオレスセイン水銀化合物を用いるチオ尿素あるいは塩化セチルピリジニウムのけい光光度定量 : ハイドロオキシフルオランおよびその誘導体の有機試薬としての利用研究(第15報)
- ガレインと塩化セチルトリメチルァンモニウムを用いるタングステン(VI)の吸光光度定量
- ガレインと塩化セチルピリジニウムを用いるゲルマニウム(IV)の吸光光度定量
- 3,4,5,6-テトラクロロ3,4,5,6-テトラハイドロオキシフルオランメチルエステルと過硫酸カリウムを用いるビスマス(III)の吸光光度定量 : ハイドロオキシフルオランおよびその誘導体の有機試薬としての利用研究(第13報)
- ガレインと臭化セチルピリジニウムによるスズ(IV)の吸光光度定量
- クロロガレインメチルエステルを用いる長鎖第4級アンモニウム塩の吸光光度定量
- キサンテン系誘導体の分析化学への利用(第7報)o-Hydroxyhydroquinonephthaleinの酸解離平衡とU(VI)の吸光光度定量
- o-スルホフェニルフルオロンを用いるマンガン(II)及び塩基性ポリアミノ酸の吸光光度定量
- プロピレングリコールを用いるセロトニンの簡便かつ高感度な蛍光光度法
- エオシンとガリウム(III)を用いるテトラサイクリン系抗生物質の吸光光度定量
- P-1131 がん専門薬剤師とがん臨床試験データマネージャーによる全面的支援でのがん臨床試験の質・量的向上を目指した取り組み(一般演題 ポスター発表,治験・臨床試験,Enjoy Pharmacists' Lifestyles)
- 化学教育と分析化学