Seasonal changes in physical activity levels in female university students in Okinawa, Japan
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概要
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The purpose of this study was to investigate regional differences in seasonal changes in physical activity levels among female university students in Japan's Okinawa and Ibaraki Prefectures. Participants were 58 female university students in Okinawa and Ibaraki Prefectures. The physical activity levels (total energy expenditure and durations of activities at different intensity levels) were measured using a uniaxial accelerometer on seven consecutive days including a weekend in both summer and winter seasons. Climatic conditions during the survey periods were also recorded. To evaluate seasonal changes in the physical activity levels, repeated measures ANOVA were performed using season (summer or winter) and region (Okinawa or Ibaragi) as independent variables and the physical activity levels as dependent variables. Repeated measures ANOVA indicated the main of season and region and interaction between them on the total energy expenditure. The total energy expenditure decreased from summer to winter in Okinawa but increased over the same period in Ibaragi. The total energy expenditure in winter was significantly lower in Okinawa than in Ibaragi. As for the duration of light activities, season showed a main effect, and interaction between region and season was observed. The duration of light activities was shorter in winter than in summer in Okinawa. Regarding vigorous activities, a main effect was noted in region, and the duration of vigorous activities was shorter in Okinawa than in Ibaragi. In conclusion, seasonal changes in the physical activity levels differed between female university students in Okinawa and Ibaragi, and the weather, i.e., rain, is considered to have affected the physical activity levels.本研究の目的は、沖縄県と茨城県の女子大学生における身体活動量の季節変動の地域差について検討することであった。研究参加者は沖縄県と茨城県の女子大学生58名であった。夏季と冬季の2回、一軸加速度計を用いて1週間(週末を含む)の身体活動量(総エネルギー消費量および運動強度別活動時間)の測定を実施した。各季節、各地域における気候条件を記録した。分析は、地域(沖縄・茨城)と季節(夏・冬)を独立変数、身体活動量を従属変数とした繰り返しのある分散分析を行った。繰り返しのある分散分析の結果、総エネルギー消費量については、季節と地域の主効果および季節と地域の交互作用が認められた。沖縄は冬に総エネルギー消費量が減少していたのに対し、茨城は冬に増加していた。また、沖縄の冬の総エネルギー消費量は茨城に比べ低い値を示した。活動時間に関しては、低強度の活動時間に季節の主効果および地域と季節の交互作用が認められた。沖縄では、低強度の活動時間が夏よりも冬に少ないことが示された。さらに、高強度の活動時間については、地域の主効果が認められ、沖縄は茨城に比べて高強度の活動時間が少ないことが示された。結論として、沖縄県と茨城県の女子大学生における身体活動量の季節変動に地域差がみられた。身体活動量の変動には、測定期間の気候条件、すなわち雨が影響していることが考えられた。
著者
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