南極線虫Panagrolaimus davidiの低温耐性と脂質
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Panagrolaimus davidi is a free-living Antarctic nematode which has a high cold-tolerance. Its lipid and fatty acid compositions were compared with those of Caenorhabditis elegans in three culture temperatures (15, 20, 25℃). The ratio of phosphatidylethanolamine (PE) to phosphatidylcholine (PC) of P. davidi was similar to that of C. elegans and did not depend on culture temperature. On the other hand, the ratio of triacylglycerol (TAG) to phospholipid (PL) for P. davidi was significantly larger than that for C. elegans. In the PE, PC and TAG of P. davidi, the number of double bonds was small and the percentage of monounsaturated fatty acids was large as compared with C. elegans. The ratio of PE to PC was increased when P. davidi cultured at 25℃ were exposed to 5℃. In the PE and TAG of P. davidi, the number of double bonds and the percentage of polyunsaturated fatty acids were increased by the exposure to low temperature.
- 低温生物工学会の論文
- 2012-10-15
著者
-
北 潔
東京大学大学院医学研究科・医学部
-
北 潔
東京大学大学院医学系研究科
-
林 正和
東京電機大学大学院理工学研究科:東京電機大学大学院先端科学技術研究科
-
村勢 則郎
東京電機大学大学院理工学研究科:東京電機大学大学院先端科学技術研究科
-
網野 比佐子
東京大学大学院医学系研究科
-
村勢 則郎
東京電機大学大学院理工学研究科:東京電機大学生命理工学系
-
村瀬 則郎
東京電機大 大学院先端科学技術研究科
-
片桐 千仭
東京電機大学理工学部
-
WHARTON David
オタゴ大学
-
片桐 千仭
東京電機大学理工学部:数理設計研究所
-
林 正和
東京電機大学大学院理工学研究科
関連論文
- Spirulina sp.の長期保存(平成19年度 第53回低温生物工学会研究報告)
- 19. 線虫C. elegansの凍結保存における凍結解凍条件の検討(平成20年度第54回低温生物工学会年会)
- シャーガス病の病態に関する免疫遺伝学的研究
- がんメタボロームによるエネルギー代謝の解析とがんの微小環境を標的とした治療薬の開発に向けて
- 熱帯感染症に対する宿主感受性を決定する遺伝子多型の解析
- P147 アフリカトリパノソーマ症マウスモデルを用いたアスコフラノンの単独投与効果
- P103 Trypanosome alternative oxidase (TAO) に対するモノクローナル抗体の作成とエピトープ解析
- 抗生物質Ascofuranoneのin vivoにおける抗トリパノソーマ作用
- P163 熱帯熱マラリア原虫ミトコンドリア複合体 II 触媒サブユニットの大腸菌における発現
- アフリカ睡眠病の特効薬 : アスコフラノン
- アフリカ睡眠病とアスコフラノンによる治療
- P162W7-5 マラリア原虫ミトコンドリアの電子伝達系
- シャーガス病の病態に関する免疫遺伝学的研究
- クモの糸の氷核活性と平衡凍結への応用(平成17年度 第51回低温低物工学会研究報告)
- 生体系試料の環境制御型電子顕微鏡による観察技術の開発
- 粘土とリポソームの相互作用とその応用研究 : 生物化学工学,微生物
- 8. 螺旋状藍藻Spirulina platensisの凍結処理による細胞鎖破砕の検討(平成6年度第40回低温生物工学会研究報告)
- 多孔性固体の見えない細孔-潜在孔-をとらえる
- 6. 高分子ゲル中における氷晶形成の二次元XRD・DSC同時測定(平成14年度第48回低温生物工学会研究報告)
- 分子寄生虫学入門--分子的アプローチが紐解く生命現象(第1回)対談:生命科学としての寄生虫学
- 10. 高分子ゲルビーズの吸・脱水及び凍結時の形状変化(平成10年度第44回低温生物工学会研究報告)
- Stage-specificに発現される回虫ミトコンドリア複合体IIアイソザイムの解析
- 7. 凍結濃縮によるデキストラン-KCl水溶液の可逆的ゲル化(平成13年度第47回低温生物工学会研究報告)
- グリシンベタインの水和と水溶液の凍結挙動(平成16年度 第50回低温生物工学会研究報告)
- 新規抗トリパノソーマ薬アスコフラノンの標的分子-シアン耐性酸化酵素
- グルコース水溶液の凍結融解挙動(平成18年度 第52回低温生物工学会年会)
- 1. 高分子ゲルの凍結・融解過程のX線回折-DSC同時測定(平成12年度第46回低温生物工学会研究報告)
- 12. デキストラン水溶液の凍結融解挙動(平成11年度第45回低温生物工学会研究報告)
- 線虫C. elegansの凍結保存 : 凍結挙動の低温顕微鏡観察(平成19年度 第53回低温生物工学会研究報告)
- 線虫Caenorhabditis elegansの低温耐性(平成18年度 第52回低温生物工学会年会)
- 15. 糖水溶液を添加した高分子ゲルビーズの膨潤過程の追跡(第49回低温生物工学会研究報告)
- 生体高分子ゲルの凍結挙動とガラス化の解析
- 特別講演 低温生物物理化学と食品冷凍技術 (平成15年度日本冷凍空調学会学術講演会) -- (記録)
- 凍結高分子ゲル中の氷晶とガラス化した水
- 高分子ゲルビーズの凍結と乾燥(セミナー「ストレスと生物の応答・適応 : その分子・細胞機構と応用」)
- 最近興味ある基礎研究と今後の展開 : 凍結高分子ゲル中の水の物理状態
- トリアシルグリセロール立体異性体混合物の熱挙動 : 越冬昆虫のモデル・エネルギー源
- 13. アルカリ金属塩化物-グルコース水溶液の冷却後の昇温過程で生成する結晶の同定(平成11年度第45回低温生物工学会研究報告)
- 1499 誘導加熱装置を用いた接着工法に関する研究
- DSCによる線虫Caenorhabditis elegansの凍結過程の解析
- 線虫Caenorhabditis elegansの成虫ステージにおける凍結保存
- 地球レベルの創薬
- 第70回 日本寄生虫学会大会
- 寄生適応の分子機構 : 低酸素適応とエネルギー代謝
- 3.6低温生物学
- 2. 基礎(熱力学的考察)(凍結乾燥に関する国際会議(I.I.R.C1 Meeting, Tokyo)で発表された論文の抄録)
- 新規抗トリパノソーマ薬アスコフラノンの標的分子 : シアン耐性酸化酵素(寄生虫の化学)
- DSCによる線虫Caenorhabditis elegansの凍結過程の解析
- 線虫Caenorhabditis elegansの成虫ステージにおける凍結保存
- 乾燥した植物懸濁培養細胞のさまざまな温度での保存
- レシチンリポソームの凍結・解凍過程における形状安定性
- 乾燥した植物培養細胞の高温耐性
- 南極線虫Panagrolaimus davidiの低温耐性と脂質
- FMO法を用いた抗トリパノソーマ候補薬と標的蛋白質間の相互作用解析
- FMO法を用いた抗トリパノソーマ候補薬と標的蛋白質間の相互作用解析
- Cancer Metabolomics: Toward the Development of Novel Anticancer Therapeutics Targeting the Energy Metabolism in Tumor Microenvironment
- 乾燥耐性を付与された高等植物培養細胞からのプロトプラストの単離および培養について
- 線虫 C.elegans の凍結保存における凍結解凍条件の検討
- アフリカ睡眠病治療薬の候補化合物と標的タンパク質との複合体構造
- 南極線虫 Panagrolaimus davidi の低温耐性と脂質