特異値計算アルゴリズムdqds法およびm2dLVs法のための新しいシフト戦略
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概要
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本論文では,特異値計算アルゴリズムdqds法およびm2dLVs法の計算速度と相対精度を改善するために,新しいシフト戦略としてalgebraicシフトを提案する.従来,LAPACKに実装されたdqds法では経験則に基づくaggressiveシフトを,mdLVs法ではJohnsonシフトを採用している.aggressiveシフトは高速に計算されるが,無誤差計算でも過大なシフトとなる可能性がある.Johnsonシフトは,平方根計算を多用するため,速度面で適切とはいえない.よって,dqds法およびm2dLVs法の両方に対して,数学的理論に基づくalgebraicシフトを導入する.このシフト戦略の有効性を確認するために,従来のシフト戦略との比較を行う.
- 2013-09-25
著者
-
高田 雅美
奈良女子大学人間文化研究科
-
山下 巧
京都大学大学院情報学研究科
-
?田 雅美
奈良女子大学
-
木村 欣司
京都大学
-
豊川 博己
京都大学大学院情報学研究科
-
中村 佳正
京都大学
-
石上 裕之
京都大学
-
岩? 雅史
京都府立大学
-
山下 巧
京都大学
-
豊川 博己
京都大学
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