四万十川森林計画区における森林依存性の哺乳類・鳥類の種数と希少な種の状態
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概要
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高知県の四万十川森林計画区で実施されている持続可能な森林経営のためのモニタリングの指標とするために,モントリオール・プロセスによる基準・指標のうち,種の多様性の指標である森林依存種数と希少な種の状態の情報を,哺乳類と鳥類についてまとめた。四万十川森林計画区内の既存の情報を整理した上で,情報量の少ない地域について補足調査を行った。記録された哺乳類と鳥類のリストから森林依存種を抽出した結果,哺乳類は24種,鳥類は106種が抽出された。このうち高知県レッドデータブック等に掲載されている希少な種は哺乳類が6種,鳥類が48種であった。市町村単位での哺乳類と鳥類の分布を解析したところ,森林依存の希少な種は,哺乳類と鳥類のいずれも,老齢天然林の多い地域に多くの種が生息するという傾向が認められ,老齢天然林はこれらの種にとって重要な生息地であると推測された。
- 応用森林学会の論文
- 2006-09-30
著者
-
谷地森 秀二
日本大学大学院農学研究科動物生殖学研究室
-
佐藤 重穂
森林総合研究所四国支所
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谷地森 秀二
栃木県立博物館
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佐藤 重穂
森林総合研究所
-
谷地森 秀二
四国自然史科学研究センター
-
谷地森 秀二
特定非営利活動法人四国自然史科学研究センター
-
金城 芳典
特定非営利活動法人四国自然史科学研究センター
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