鳥類によるタラノキ果実の被食と種子散布
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概要
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タラノキの種子散布特性について知るために,暖温帯の人工林内でタラノキ果実の鳥類による被食実態を直接観察によって調べた。林内で14種の果実食鳥類が観察され,メジロ,キジバト,コガラの3種によるタラノキの果実の採食が確認された。このうち,キジバトは種子食者であるので,種子散布には貢献しないと考えた。採食頻度を考慮して,タラノキにとってメジロがもっとも有力な種子散布者であると結論づけた。タラノキ母樹の樹冠下への鳥類による散布種子は少なく,林内に広く種子が散布されると推測した。
- 応用森林学会の論文
- 2004-09-30
著者
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