四国の暖温帯の里山環境におけるカラスザンショウの種子の散布者
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概要
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先駆性樹種カラスザンショウの種子散布者を明らかにするために,暖温帯の里山に生育するカラスザンショウの種子の鳥類による被食実態と種子の状態を調査した。調査地において10種の果実食鳥類が観察され,このうちメジロとジョウビタキによるカラスザンショウの種子の採食が確認された。この2種の採食頻度から,この調査地においてはカラスザンショウにとってメジロが極めて有力な種子散布者であると考えられた。カラスザンショウの果実は11月下旬から季節の進行とともに減少するが,12月には果実の裂開が進み,この時期にメジロが多く種子の採食のために来訪していた。
- 応用森林学会の論文
- 2006-03-31
著者
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