人工透析における内シャントの光イメージング実現のための基礎的検討

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概要

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人工透析治療のため前腕部等に造設される内シャントは,狭窄や閉塞が起こりやすいことから,日常的な管理が重要である.本研究では,新たな内シャント管理デバイスとして,生体内拡散光を利用した簡易かつ無侵襲な内シャント透視システムを考案し,その実現のための検討を行ってきた.本報では,生体模擬試料を用いて,模擬血管の深さや太さを変化させた場合の透視像を取得し,本計測システムによる内シャント像描出の可能性を検討した.その結果,血管径1mmφの場合,深さ3mm程度まで描出可能であることが示された.また,限定的な条件下ではあるが,血管内径の変化を透視像から検出できることを明らかにした.これらにより,光イメージングによる内シャント管理の実現性を示唆した.
2012-01-20

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