冬季用靴の開発を目的とした路面判別方法に関する基礎的研究

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概要

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北海道のような寒冷地では、冬季間の降雪による路面状況の悪化が高齢者の自立を妨げている。さらに若年者に比べ安定性を欠く高齢者においては、圧雪凍結路面で転倒する可能性が高い。そのため滑り止め機能を持つ靴の開発が重要である。これまでの研究で、摩擦の異なる2種類の路面をそれぞれ歩行する際の動作を解析し、歩行動作が変化するという結果が得られた。そこで本研究では、滑り止めの出し入れをするタイミングを判別することが可能かどうかを調べる為に、摩擦の異なる2種類の路面を連続的に歩行する際、どのタイミングでどのように歩行動作が変化しているのかを調べた。その結果、滑りやすい区間に入る直前に速度と加速度の低下が見られ、滑り止めを出し入れするタイミングを判別する一つの指標となる可能性があることが分かった。更に、靴に加速度センサを取り付けて、実際にセンシングを行うことが可能かどうかについても検討した。
社団法人電子情報通信学会の論文
2004-12-03

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