RNAi効果の高いsRNA配列設計方法の構築
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究では、RNAi 効果を示す既存の sRNA 配列の設計要因について、生体内に存在する sRNA の一次構造を比較・検討し、より高いRNAi 効果を示す配列の設計手法を構築することを目的としている。核酸医薬においてより効果の高い small RNA を作成することにより、現在治療不可能と言われている疾患に対する新たな治療法として貢献することができる。DDBJ に登録されている生体内で機能している small RNA を集め、それらの配列情報を解析した。その結果、生体内の sRNA と人工的に作成された sRNA の類似性は非常に低いことが判明した。このような結果にもかかわらず両者が高い効果の RNAi を発揮していることから、small RNA が効果の高い RNAi を発揮するためには、small RNA の配列以外にも他に大きな要因があることが分かった。
- 2011-11-24
著者
-
宮崎 智
東京理科大学薬学部生命創薬科学科
-
宮崎 智
東京理科大学
-
權 娟大
東京理科大学薬学部生命創薬科学科
-
池田 大樹
東京理科大学大学院薬学研究科薬科学専攻
-
宮崎 智
東京理科大学 薬学部
-
權 娟大
東京理科大学 薬学部
関連論文
- ゲノムデータベースと遺伝学 (遺伝学はゲノム情報でどう変わるか--ポストゲノム時代を展望する) -- (ゲノムをめぐって)
- 遺伝子転写制御領域を利用した遺伝子群の共通性探索について
- 遺伝子転写制御領域を利用した遺伝子群の共通性探索について
- 情報学的理論を用いたインフルエンザウイルスの進化メカニズムの解明
- 情報学的理論を用いたインフルエンザウイルスの進化メカニズムの解明
- Webサービスによるバイオ情報資源の統合化の可能性(バイオインフォマティックス(2))
- 1 ゲノム解析の現状と将来(シンポジウム ゲノム情報と感染症(診断・治療・予防への応用),第580回新潟医学会)
- 微生物学とデータ科学の接近 : ポストゲノムシークエンシングといわれるフェーズを迎えて
- 微生物多様性研究を支援する電子的ワークベンチ
- 2E15-1 分類同定を目的とした電子的ワークベンチ InforBIO の応用
- 微生物多様性研究を支援する電子的ワークベンチ
- XMLのプレゼンテーションと検索
- ゲノム情報ブローカGIB : 微生物ゲノムのデータ検索と比較解析支援システム(ゲノム多様性)
- XMLの生物情報への応用
- 大規模配列データの解析に対する情報論的アプローチ
- B-6 WDCMにおけるWWWサーバの構築(マルチメディア環境)
- B-4 蛋白質抗原sequencial epitopeの特徴とPIR(専門分野知識)
- WDCMにおけるWWWサーバの構築
- B-1 酵母の分類と同定(専門分野からの接近(1))
- 生命現象における可逆と非可逆 (可逆と非可逆)
- ハイブリド-マデ-タバンク--モノクロ-ナル抗体に関するデ-タベ-ス
- バイオデータベースリテラシーと制御領域配列を利用した新規創薬ターゲットの探索(誌上シンポジウム)
- アミノ酸残基の空間的出現確率によるDNA Binding Proteinの機能部位解析
- エントロピー進化率によるHIV変化過程の解析
- バイオメタデータベースの構築とその応用(第17回(2009年度)年次大会(研究報告会&総会))
- SLCトランスポータータンパク質の網羅的データベースの構築と基質特異的モチーフによる機能部位予測
- 相互情報量の応用による未知シスエレメント配列の予測(セッション2:『機械学習によるバイオデータマインニング』)
- 生物種間の配列パターンの変化に着目した情報科学的手法によるシスエレメント配列解析
- 遺伝的アルゴリズムを用いた局所的構造アラインメント
- 符号理論を用いた薬剤耐性菌の金属トランスポーター遺伝子の同定
- 符号理論を用いた薬剤耐性菌の金属トランスポーター遺伝子の同定
- フィブロネクチン分子由来インテグリン機能抑制性ペプチドの相互作用部位の予測
- フィブロネクチン分子由来インテグリン機能抑制性ペプチドの相互作用部位の予測
- RNAi効果の高いsRNA配列設計方法の構築
- RNAi効果の高いsRNA配列設計方法の構築
- 転写因子とそのシスエレメント配列の共進化解析
- 転写因子とそのシスエレメント配列の共進化解析
- Two-way AIC:マイクロアレイデータに基づく発現量変動遺伝子検出の新手法
- Two-way AIC:マイクロアレイデータに基づく発現量変動遺伝子検出の新手法
- ボツリヌス毒素関連タンパク質のホモロジーモデリング
- 生物医学文献情報を用いた酸化ストレス起因疾患の標的候補遺伝子データベースの構築
- 生物医学文献情報を用いた酸化ストレス起因疾患の標的候補遺伝子データベースの構築
- ボツリヌス毒素関連タンパク質のホモロジーモデリング
- ヒト遺伝子プロモーターに存在する重複GGAA配列の生物学的役割
- 微生物学とデータ科学の接近 : ポストゲノムシークエンシングといわれるフェーズを迎えて
- 生活習慣病に関連した遺伝子オントロジーの構築
- 医薬品の構造式を起点としたADME予測モデルの構築(機械学習によるバイオデータマインニング,一般)
- 情報科学的手法によるnon-coding RNAの遺伝子発現制御の解析(機械学習によるバイオデータマインニング,一般)