相互情報量の応用による未知シスエレメント配列の予測(セッション2:『機械学習によるバイオデータマインニング』)
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概要
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遺伝子の発現は転写因子がゲノム中のシスエレメントと呼ばれる配列に特異的に結合することによって制御されているため,遺伝子制御を理解するためには,ゲノム中の転写因子結合部位を特定することが重要となる.しかし,転写因子は様々なパターンのシスエレメント配列に結合するため,これまでの生化学的手法のみでは,全ゲノム中における転写因子結合部位を明らかにすることは困難な状況にある.そこで本研究では,実験的に実証された転写因子結合部位のデータベース「JASPAR」に登録されている107件の多細胞生物のシスエレメントデータを取得し,シャノンの情報量を概念を応用することでシスエレメントを網羅的に解析すると共に,ゲノム中の転写因子結合部位の配列パターンを予測することを試みた.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2007-06-14
著者
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