SLCトランスポータータンパク質の網羅的データベースの構築と基質特異的モチーフによる機能部位予測
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概要
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SLC (solute carrier)ファミリー(以下SLCとする)は様々な臓器に発現し、栄養素を細胞内への取り込みに関与するだけでは無く、薬物の体内動態にも深く関与しているトランスポーターである。トランスポーターをターゲットとした薬物をデザインする場合、輸送基質を認識する部分、つまり機能部位の情報が必要不可欠となる。機能部位情報を得るためにはトランスポーターの立体構造情報が有用であるが、膜タンパク質の立体構造解析は技術的に難しいため、既知の立体構造情報が少なく、トランスポーターをターゲットとした薬物を設計することは困難となっている。そこで、本研究ではSLCをターゲットに、立体構造情報に依存しない機能部位予測法を考案した。この手法で予測した結果と実験データを併せた解析により、トランスポーターをターゲットとした創薬に貢献できると考えられる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2007-09-13
著者
-
宮崎 智
東京理科大学
-
宮崎 智
東京理科大学大学院薬学研究科生命情報科学研究室
-
荒川 貴行
東京理科大学大学院薬学研究科生命情報科学研究室
-
幸 賢二郎
東京理科大学大学院薬学研究科生命情報科学研究室
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