味は舌で感じているのだろうか? : マルチモーダル知覚としての「味」と「おいしさ」(マルチモーダル,感性情報処理,視知覚とその応用,一般)
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概要
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我々は食物を摂取したときに感じる感覚を味覚と表現するが、これは専門的な用語(ヒトの感覚器官からみた感覚)の味覚とは異なる概念である。実際のところ、我々ヒトは五感すべてを使い、それらを融合させて、味を感じている。本論文では、この現象について、味=マルチモーダル知覚という観点からおこなわれた多くの実験例を紹介しながら、説明したい。
- 2010-10-07
著者
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坂井 信之
神戸松蔭女子学院大学人間科学部生活学科
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坂井 信之
(独)産業技術総合研究所 脳神経情報研究部門
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坂井 信之
神戸松蔭女子学院大学
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坂井 信之
神戸松蔭女子学院大・人間科学・生活:東北大・院文・心理
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坂井 信之
神戸松蔭女子学院大・人間科学・生活
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坂井 信之
神戸松蔭女子学院大・院心理
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