「ものづくり学習」の製作課題に対する思考活動の因果関係

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概要

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製作品の設計・製作を通して実践的な学習活動が行われる「ものづくり学習」において,授業者が製作活動の前段階で行う学習指導は,学習活動を支援する重要な役割を担っている。本研究は,製作活動の前段階で行う一斉指導の基本となるモデルを提案するために,学習者が製作課題に対して行う思考活動の関連性を検討したものである。調査は中学生234名を対象に質問紙法によって行い,既報の結果に基づいた因果関係を共分散構造分析により検証した。その結果,使用工具を始まりに,仕上がり程度や作業効率などの内容を経て,加工材料・部品へと至る思考活動の因果モデルは,十分に適合することが明らかになった。この思考活動の因果モデルによって,「ものづくり学習」において実践的な学習活動を促進する学習指導や教材構成を試行する際の有益な指標を得た。
日本教科教育学会の論文
2004-06-30

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