ものづくり学習における「生活を工夫し創造する能力」の構造分析的研究

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概要

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本研究は,技術科教育における主要な評価観点である「生活を工夫し創造する能力」の構造を解明することを目的として行ったものである。公的機関や教科用図書会社などが作成し,公開されている7種の評価規準をもとに質問項目を作成して,調査を実施した。因子分析の結果,「生活を工夫し創造する能力」の構成要素として,ものづくり学習を遂行する過程での思考である「発想」,「製作活動の見通し」,「目標・課題設定」,「工具・材料選択」,「工具使用効率」と,日常の生活に敷街した思考である「生活活用」の6因子が抽出された。次に抽出された6因子の中,設計・製作段階に関わる5因子が「生活活用」の1因子に対して,どの程度影響を及ぼしているか,その因果関係を検証するため,時系列的な思考配置に基づいて構造方程式モデリングによるパス解析行った。その結果,設計・製作段階に関わる5因子は直接的あるいは間接的に「生活活用」に対して影響を及ぼすごとが明らかになった。
日本教科教育学会の論文
2008-06-20

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