地域連携に関する看護師研修会の実施と評価

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
平成16年度から高齢者急性期病院と協働で地域連携を推進する方策を検討してきた。その結果,地域の社会資源を活用し退院後の生活をイメージできる研修の必要性が明らかとなった。そこで,高齢者急性期病院における看護師の退院調整・支援・地域連携への知識向上に関する研修プログラムを実施した。研修プログラムは,在宅医療・看護の現状,地域連携の重要性,医療・保健・福祉サービス,制度などの社会資源とその利用方法,訪問看護の実際の内容を包含し,全5回で実施した。それを評価し研修プログラム改善への示唆を得ることを目的に,研修会終了後に全看護師を対象とした無記名自記式調査を実施した。その結果,研修に参加した者には行動や認識の変化があったことから研修会実施の意義はあったと思われる。全ての回に参加出来た人は少なく,実施方法に課題が残った。今後,研修内容のグレードアップ,研修会の継続,他職種を含めた研修会の実施などが望まれており,対象,実施方法,内容を検討し改善していきたい。
順天堂大学の論文

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク