木質チップの自然乾燥における撹拌の効果
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概要
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木質チップの自然乾燥を促進する方法として,定期的な撹拌の効果を実験により検証した。コンテナを用いて60cmの層厚で堆積保管し,周囲環境の影響も比較するために屋外(雨よけなし),屋内,ガラスハウスの3箇所で,98日間含水率の変化を計測した。週1回の撹拌の効果は顕著であり,撹拌なしの屋内よりも撹拌ありの屋外の方が,また撹拌なしのガラスハウスよりも撹拌ありの屋内の方が早く乾燥した。撹拌なしでは乾燥が進むのは10cm深程度までであった。撹拌ありでは撹拌なしの5cmよりも下の層に比べて乾燥速度が速かったこと,および密封チップ片を用いた実験ではチップ片間の水分移動はほとんどなかったことから,撹拌による乾燥は撹拌時におもに進むものと考えられた。送風乾燥実験からその効果は風速2.8〜4.6m/秒の送風乾燥に相当するものと推定された。
- 2008-04-01
著者
-
鈴木 保志
高知大学教育研究部自然科学系農学部門
-
後藤 純一
高知大学教育研究部自然科学系農学部門
-
鈴木 保志
高知大学農学部
-
後藤 純一
高知大学農学部
-
鈴木 保志
(独)高知大学農学部
-
宮田 大輔
仁淀消防組合消防本部
-
宮田 大輔
高知大学大学院農学研究科
-
小畑 篤史
高知大学農学部
-
板井 拓司
高知県立森林技術センター
-
政岡 尚志
高知県立森林技術センター
-
吉井 二郎
高知県森林整備公社
-
板井 拓司
高知県幡多林業事務所
-
後藤 純一
高知大学農学部林学科林業工学講座
-
政岡 尚志
高知県森林技セ
-
小畑 篤史
キッセイ薬品工業
-
鈴木 保志
高知大
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