ヘーベーラの稼働と気象条件
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概要
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乾草生産作業の機械化には機械設備と労働力の両面から検討されなければならない。しかし機械システムを効率よく利用するためには現実での作業実態を知ることが重要なことと考え,特に気象条件との関連を求めてみた。1)モーア作業からベーラ作業までの仕上げ延べ日数と積算日照時間は5日でおよそ40hを要している。晴天時でも3〜7日を要し,2,3番刈では多くの日数を要している。2)1回の作業期間中に降雨日があれば,1日の場合は4〜7日,2日では5〜7日,3日で7〜8日それぞれ要している。3)ベーラ作業日の最小相対湿度は50〜60%またはそれ以下の日が多い。悪天候下では60%以上の日も多い。4)ルースベーラの1日作業量は3hとしてルース用が1.5ha,タイト用が3hとして全面積36haの圃場でルースベーラを使用した場合は期間作業率を求めると,良い条件の年では62〜89%,悪条件の年では38〜51%となる。2,3番刈では45〜49%であり,理論日数のおよそ2倍を必要としている。全面積17haの圃場でタイトベーラを使用すると,良い条件の年で40〜60%,悪い条件の年では30%となり,それぞれ理論日数の2倍または3倍を必要としている。
- 帯広畜産大学の論文
- 1973-01-18
著者
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