染色体操作により得られたニジマス2系統の耐病性ならびに再生産形質に見られた差異
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概要
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静岡水試富士養鱒場で継代選抜中の IHN 耐病系統から得られた 2 系統の第一卵割阻止型クローンを用いて形質の評価を行ったところ,耐病性および再生産形質は異なる特徴を有していた。すなわち,RT92H10 は IHN に対する抵抗性が高いもののビブリオ病に対する抵抗性が低く,RT92H04 はその反対であった。再生産形質について RT92H04 では成長は遅いが 2 年で成熟し,RT92H10 は成長は比較的早いものの成熟までに 3 年を要した。以上の結果から,これら 2 系統は育種素材や免疫学的実験魚としての利用が期待された。
- 2007-09-15
著者
-
吉水 守
北海道大学大学院水産科学研究院
-
鴻上 繁
東京海洋大学
-
岡本 信明
東京海洋大学海洋科学部
-
岡本 信明
東京海洋大学 海洋科学部
-
岡本 信明
東京水産大
-
Yoshimizu Mamoru
Lab. Of Biotechnology And Microbiology Fac. Of Fisheries Sciences Hokkaido Univ.
-
望月 万美子
静岡県水産試験場富士養鱒場
-
阿久津 哲也
静岡県水産試験場富士養鱒場
-
吉水 守
北海道大学大学院水産科学研究科 応用生物科学講座
-
望月 万美子
静岡県水産試験場富士養鱒場:北海道大学大学院水産科学研究院
-
阿久津 哲也
静岡県水産試験場富士養鱒場:(現)静岡県水産試験場
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