振動を用いた歩行者ナビゲーションの提案(セッション2)

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概要

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近年,歩行者ナビゲーションシステムの発展により,携帯端末上で現在地や目的地の特定,経路の探索や誘導,周辺情報の提供等が行えるようになり,以前より利便性は向上している.しかし,利用者の自由度や安全性に対していくつか問題がある.その一つに利用者は曲がるポイントを考えたり,記憶するために,携帯端末に視線を奪われてしまうことが挙げられる.また,曲がるポイントを忘れてしまうと,目的地にたどり着くことができなくなってしまう.これらの問題は視覚に依存しているから引き起こされると考えられる.さらに,大半のナビゲーション情報というのは単純な進行方向の指示のみであり,利用者が何度も確認するほどのものではない.そこで,携帯端末側から適切なタイミングで最小限のナビゲーション情報を利用者に伝える[1]ことにより,利用者の負担を軽減する手法を提案する.本研究では振動を用いてナビゲーション情報を伝達し,その有用性を検証した.
一般社団法人情報処理学会の論文
2003-05-23

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