NAを用いたアドホックネットワークにおける複製配置方法の提案(セッション3)
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概要
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アドホックネットワークでは,トポロジーの変化により,端末間のリンクが切断され端末の保持データを問い合わせることができなくなる.そこで,他の端末にデータの複製を配置することで,ネットワークが分断されてもデータを得ることを可能とする複製配置方式が提案されている.しかし,端末が移動することで複製されたデータを持った端末とのリンクが切断されるため,頻繁に複製を配置しなければならないという問題がある.著者らは,位置情報を認識し,データを保持したまま特定の範囲内に存在し続ける事が可能なNomadic Agent(NA)を提案している.本提案では,データを持ったNAを複製配置することで,無駄なデータの再配置を行わずに,ユーザがマルチホップ通信で取得不可能な領域のデータを,近くのNAから取得することが可能となる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2007-03-16
著者
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