看護のアイデンティティー、その7 : 看護のアイデンティティーの自覚度を測定する簡易な質問表

概要

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看護職のアイデンティティーを明確にして看護学生を教育することは、看護大学が充実した教育を行なうために重要な課題である。これにより学生は看護職に対するアイデアを尽きること無く刺激され、また、卒業後も専門家として臨床の場で勇気づけられて義務の達成が容易なものとなるであろう。大学教育に役立てるため、我々はこれまでに看護のアイデンティティーに関するキーワードを選び、看護職の資質、個人的行動、看護職に重要な社会生活、看護技術、倫理の5つの範疇の152のキーワードについて看護師と学生の価値観の差について報告してきた。この報告では、これまで得られた結果を集約し,看護学生および看護師が看護のアイデンティティーの確立の度合いを測定可能な簡易な質問表の作成を試みた。質問表は看護職に重要と思われる5カテゴリーで91のキーワードを選択し、その中から重要と思われるものを約半数の47個選ぶように作成した。各キーワードは看護師が重要とした度合いによる配点が決まっており、計算上の最高点は168.43点、最低点は82.02である。アンケートを取った場合、各個人の得点はこれらの中間の値をとる。この質問表により、看護学生あるいは看護師の看護職に対するアイデンティティーの確立度を客観的に判定可能となると期待される。
2007-02-28

看護のアイデンティティー、その7 : 看護のアイデンティティーの自覚度を測定する簡易な質問表

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