囲碁盤面の評価方法(セッション(2) : ゲーム情報学(2))

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概要

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提案した評価関数[1]では,「勢力」の評価にのみに頼っていたので,広いスペースを評価するとき,十分な精度が得られなかった.そこで,おおまかに囲まれている点を「模様」として評価関数に加えた.模様は勢力より陣地になる可能性が高く,価値が高い.これにより,「ヒラキ」の位置を答える問題(陣地,群の強弱が変わらない問題)で,特に大きな精度の向上が見られた.この結果から,模様評価の有効性が確認できた.また,これまで模様が評価関数に入れられてこなかった理由の一つは,低い計算コストで長距離の接続を見つけることができないことであった.本稿では,群に対するボロノイ図を使うことによって,効率良く弱い接続を見つける方法を示す.
一般社団法人情報処理学会の論文
2004-03-08

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