NC2000-43 神経回路を用いた音源定位能力の自己組織的獲得
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概要
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本論文では, 非線形な運動システムにおける音源定位能力の学習モデルを提案する.学習は神経回路を用いて, 運動と知覚の繰り返し(知覚循環)によって自己組織的になされる.本モデルは2つのモジュールから構成される.1つは視覚推定モジュールもう一つは聴覚推定モジュールである.これらのモジュールが自己組織的に能力を獲得する事によって, 音源定位を実現する.2つのモジュールは同時に学習させた.学習方法は, 視覚モジュールは直接逆モデリングを用いて学習を行い, 聴覚モジュールは視覚モジュールからの出力値を用いて学習を行った.提案したモデルを検証するために, コンピュータシミュレーションによる実験を行なった.実験の結果, 音源定位能力が教師なしで獲得され, またノイズや実験環境にもロバストなシステムであることが示された.
- 2000-07-11
著者
-
大西 昇
名古屋大学大学院情報科学研究科
-
中島 弘道
理化学研究所バイオ・ミメティックコントロール研究センター
-
中島 弘道
名古屋大学大学院工学研究科
-
大西 昇
名古屋大学 大学院 工学研究科 情報工学専攻
-
大西 昇
名古屋大学
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