フットスケープデザインの枠組みの構築 : 地域的・親環境的フットスケープデザイン開発のための研究(5)
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概要
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フットスケープデザインは、まだ概念が明確に確立されていない。本稿では、フットスケープデザインの意義、役割、手法について整理と検討を行い、地域的、親環境的なフットスケープデザイン開発のために必要な枠組みの構築を試みた。その結果、(1)歩道舗装における技術面のみでなく、歩行者の感性に訴求する歩道舗装環境を構築することの重要性、(2)フットスケープデザインの整備が地域景観への創出に果す役割、(3)歩行者空間の類型に適応するようにフットスケープデザインの展開が要求されること、(4)歩行者空間の目的別に適切とされるフットスケープデザインの方向性、(5)今後の歩道舗装に求められる技術的・機能的課題、(6)フットスケープデザインの造形について基本要素の抽出とその技法、上記の観点を導出するとともに、デザイン開発のための要件を指針として提示した。総じて、歩行者に適応し、地域的景観形成に寄与し、親環境の配慮がなされた舗道舗装の具現に向けたフットスケープデザインの枠組みを導出した。
- 日本デザイン学会の論文
- 2007-03-31
著者
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