韓国「文化通り」の歩道舗装デザインに対する利用者意識 : 地域的・親環境的フットスケープデザイン開発のための研究(1)
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概要
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韓国の地域街路に対する美観形成の活動は緒についたばかりである。本研究は、歩行者空間の事例対象として韓国政府文化観光部で指定した全国各地の「文化通り」を取り上げ、歩行者空間におけるフットスケープデザイン(FSD)についての利用者意識の調査を実施し分析を行ったものである。調査結果として、以下の知見が得られた。(1)現状において利用者のFSDへの関心はさほど高くない、(2)各地の「文化通り」のFSDの中で利用者の印象に残るものはごくわずかである、(3)「文化通り」のFSDにおいては各地域のアイデンティティが表出されることが望ましいと考えられている、(4)ブロック舗装材を利用したグラフィックパターンの展開によって歩行者空間FSDの選好度は高まる、(5)自然にやさしい素材=親環境的素材の使用が望まれている。また、本研究の調査結果から、好感度が高い歩行者空間FSD形成のために粘土ブロックの有用性であることが確認された。
- 2006-03-31
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