隣接する土地被覆別にみた竹林分布変化の特徴
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概要
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複数時期の空中写真をデジタルオルソフォトに加工し,竹林分布の時系列変化を隣接する土地被覆と関連付けて把握した。福岡県篠栗町と立花町の両地域において,竹林面積はおよそ30年間で1.3〜1.7倍増加していた。竹林拡大部分を土地被覆別にみると,広葉樹林が40%以上を占め,最も大きな割合を示した。一方,竹林の縮小部分も確認されたが,それらのほとんどは人為による土地改変が原因とみられた。タケの侵入率を,期首の隣接エッジ長と拡大エッジ長から求めたが,両地域ともに草地への侵入率が最も高く,次いで,広葉樹林への侵入率が高かった。竹林の分布フロントの移動速度は,1年あたりおおよそ1.1〜1.6mであり,土地被覆間で大きな違いはみられなかった。
- 2005-10-01
著者
-
溝上 展也
九州大学大学院農学研究院
-
吉田 茂二郎
九州大学大学院農学研究院
-
吉田 茂二郎
九州大学大学院
-
村上 拓彦
九州大学大学院農学研究院森林資源科学部門
-
西川 僚子
九州大学大学院生物資源環境科学府
-
光田 靖
(独)森林総合研究所森林管理研究領域
-
長島 啓子
九州大学大学院農学研究院
-
西川 僚子
九州大学大学院生物資源環境科学府:(現)esriジャパン(株)
-
吉田 茂二郎
鹿児島大学農学部
-
村上 拓彦
九州大学大学院農学研究院
-
光田 靖
(独)森林総合研究所
-
村上 拓彦
九州大学大学院農学研究科
-
溝上 展也[他]
九州大学大学院農学研究院
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