食品名と食品分量の習熟度におよぼす小テストの効果
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概要
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食品名や食品分量を習得するために小テストを5回実施した。食品名と食品分量の習熟度について、小テストの効果をアンケート調査により検討を行った。1)食品名の正解率は、食品の種類や食品群で異なっており、畜産類ときのこ類で高く、果物類は低い結果であった。2)食品分量の目測率は、黄な粉、片栗粉などの粉状の形態、葉物野菜、干し椎茸などの乾燥食品は、高い結果で重く目測をした。3)テスト回数の進行度と食品名の正解率や食品分量の目測率の向上には関連はなかった。食品の種類、食品の形態、食品の見かけ上の大きさなどの影響を受ける傾向があった。4)アンケートの結果から、食品名や食品分量について小テストの実施により「関心が高くなった」との回答は90%を示した。また、テストの対応をした者は50%で、「スーパーでよく食品を観察するようになった」と回答した。小テストの実施は、食品名や食品分量の関心を高める動機付けになることが示唆された。
著者
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廣田 幸子
九州女子大学栄養学科
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米田 寿子
九州女子大学家政学部栄養学科
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廣田 幸子
九州女子大学家政学部栄養学科
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松丸 智美
(元)九州女子大学家政学部栄養学科
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米田 寿子
九州女子大学
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廣田 幸子
九州女子大学
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