ブナ木部組織の深過冷却能に関与する蛋白質因子の探索(平成17年度 第51回低温低物工学会研究報告)
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概要
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Change in the deep supercooling (DSC) ability of xylem tissues of beech (Fagus crenata L.) twigs was detected by a differential thermal analysis (DTA). DSC abilities of xylem tissue shown as peaks of low temperature exotherms in DTA were about -30℃ in summer and -40℃ in winter. DSC ability of beech twigs in winter was lowered to about -30℃ by heat treatment at 60℃ for 10 min but was not lowered by heat treatment at 50℃ for 10 min. In order to find protein factors related to DSC ability, changes in the protein composition of xylem tissues caused by seasonal cold acclimation and heat treatments were analyzed by two-dimensional gel electrophoresis. About 350 protein spots were detected in the crude soluble fraction of xylem tissues in winter. Seventy-five protein spots were induced during seasonal cold acclimation. Fifty-six of the cold acclimation-induced proteins remained after heat treatment of xylem tissues at 50℃ for 10 min, and 12 of the 56 proteins were decreased by heat treatment of xylem tissues at 60℃ for 10 min.
- 低温生物工学会の論文
- 2005-12-30
著者
-
藤川 清三
北海道大学低温科学研究所
-
藤川 清三
北海道大学大学院農学研究院
-
藤川 清三
北海道大学
-
荒川 圭太
北海道大学大学院農学院
-
高橋 宏和
北海道大学大学院農学研究科環境資源学専攻
-
荒川 圭太
北海道大学大学院農学研究院
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