エチレンと果実生理 (第2報) : 柑橘果実の呼吸量に対するエチレン処理の影響
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概要
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柑橘果実(温州ミカン,ハッサク,,甘夏ミカン)に一定期聞エチレンを作用させたり,その後一定期間処理を停止したりすることをくり返して,果実の呼吸がどのように変化するかを調べた。エチレン処理と処理停止とを1日おきに交互にくり返した場合,柑橘果実は初めの3〜4回のエチレン処理には反応して呼吸量が増大したが,それ以上エチレン処理をくり返してもエチレンの効果はなかった。3日間エチレン処理を続けた後1日間処理を停止し,再度エチレン処理を行なった場合には,第2回目の処理による呼吸量の増大は見られなかった。2日間エチレン処理を続けた後1日間処理を停止するという方法で処理をくり返した場合,初めの2回までは果実の反応が見られたが,3回目以後の処理に対しては反応しなくなった。数日間エチレン処理を続けた後2日間以上処理を停止し,再度処理をくり返した場合,果実は処理の度毎に反応を示した。
- 千葉大学の論文
- 1981-12-20
著者
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