ナツミカンならびにカキ果実の呼吸および成熟に対する炭酸ガスの影響
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概要
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Non-climacteric果実であるナツミカン果実および特殊な型に属する柿果実について,O_2濃度を20%}と保って,果実の呼吸と成熟に対するCO_2の影響を調べた。ナツミカン果実の呼吸量に対するCO_2の抑制効果は,CO_2濃度5%において最大で,CO_2濃度10%および20%はこれよりも劣った。また呼吸量に対する抑制効果は,CO_2排出量に対しても,O_2吸収量に対しても同程度に効果があった。柿果実に対するCO_2の影響にっいて,甘柿,富有果実の呼吸量に対してはCO_2濃度5%,10%および20%とも全ての場合に抑制効果がなかった(CO_2排出量,O_2吸収量とも)。果実の成熟(軟化)に対する抑制効果は,甘柿富有,渋柿平核無ともにCO_2濃度5%において最大であったが,効果そのものは小さかった。エチルアルコールの蓄積は,いずれの場合にも認められなかった。
- 千葉大学の論文
- 1977-12-20
著者
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