<原著>重度失語症者のための視覚的コミュニケーションシステムの開発
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概要
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音声言語の表出が困難な重度失語症者のために, コンピュータ上で視覚シンボルを操作して文を伝達する視覚的コミュニケーションシステムを作成した。このシステムには検索を行うためのボタンとして, 動作主を表す「人々」ボタンと, 名詞や動詞を表す「名詞」, 「動詞」ボタンを設置し, 「名詞」中のシンボルはC-VIC(Computerized Visual Communication System, Steeleら;1989など)の考えを参考に, カテゴリーごとに階層構造をなすよう構成した。文構成は各ボタンを開いて適切なシンボルを選択し, コンピュータ画面中央に配置した文構成場所に順序よく配列する方法で行うことにした。その結果, 本システムは(1)重度失語症者の文構成の学習手段, (2)AAC(Augmentative & Alternative Communication)として利用することが可能になった。今後本システムを重度失語症者に適用して, 学習手段ならびにAACとしての有効性について検討する。
- 県立広島大学の論文
著者
-
吉畑 博代
県立広島大学保健福祉学部コミュニケーション障害学科
-
吉畑 博代
広島県立保健福祉大学コミュニケーション障害学科
-
本多 留実
大阪大学 大学院 医学系研究科 未来医療開発 専攻 ポストゲノム疾患解析学 講座 プロセシング異常疾患 分野 精神医学 教室
-
綿森 淑子
広島県立保健福祉大学
-
綿森 淑子
広島県立保健福祉大学 保健福祉
-
綿森 淑子
広島県立保健福祉大学 コミュニケーション障害学科
-
綿森 淑子
大阪大学 大学院 医学系研究科 未来医療開発 専攻 ポストゲノム疾患解析学 講座 プロセシング異常疾患 分野 精神医学 教室
-
沖田 啓子
西広島リハビリテーション病院リハビリ部
-
本多 留美
広島県立保健福祉短期大学言語聴覚療法学科
-
沖田 啓子
西広島リハビリテーション病院
-
沖田 啓子
西広島リハビリテーション病院リハビリテーション部
-
吉畑 博代
広島県立保健福祉大学
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